博士への長い道FAQ - 慶應大学理工学研究科の場合(1997年度版)

$Id: keio-doctor97.html,v 1.189 2006/09/05 21:39:01 itojun Exp $
Copyright(c) 1997 by Jun-ichiro itojun Itoh <itojun@itojun.org>. All rights reserved.
Freely redistributable. Absolutely no warranty.

著者が博士論文審査を完了しようかという今になっても、 かなりの部分が謎につつまれています。 来年度、そしてそれ以降のみなさんが充実させてくれることを 期待してやみません。

1997年度の資料をもとにしていますので、 それ以降の年度にはそのまま適用できません(引き継いでくれるひと募集中)。 さまざまなところで先生方との会話などをもとに大推測大会を行っていますので、 正確さに欠ける可能性が大です。
この文書は手続きがよくわからない/情報が錯綜している 後期博士課程についてしか述べていません。 前期博士課程(修士課程)については 教務にも親切にポストができたりするので手続き的には楽勝、 ほぼ自明ですので略します。
タイトルは「慶應大学理工学研究科の場合」になってますが、 実は「計算機科学専攻の場合」に限定した方がいいかもしれないということが 明らかになりつつあります。 専攻によっていろいろ細かい手順が違うのです。 ああめんどくさい。

さる偉大な方からmailを頂きました。 あまりに完璧なのでほぼそのまま引用させて頂きます。 緑色のところは偉大なM氏の inputです。 あとで通して読めるようにmergeしようと思いますがとりあえずas isでどうぞ。

どうしてこういう文書がwww.cs.keio.ac.jpにないのか、激しく疑問だ。 なんで計算機専攻なのに、こういう情報を計算機つかって広報/共有しないねん。
みんなでしあわせになろうよ。

FAQばかり書いていて論文が進んでいないのはないしょだ(笑)。


おしらせ

その1

以下の条件を満たす方に、本論文作成用のディレクトリをまるごと tar.gzファイルにしてお送りすることができます。 ほんとうはおおっぴらに置いておきたいのですが、 TeXのソースというくらいで本論文をそのままreproduceできてしまうので、 さすがにちょっとまずいのです。 中身消すと全くもって面白くないし (ちなみに、 中身消したバージョンはここにあります)。 というわけで、 御連絡ください

その2

このFAQ listを更新して、1998年度版(もしくはそれ以降の版)を 作成してくださる方を募集しています。 一緒に謎につつまれた審査過程のベールを剥しましょう。 是非御連絡ください

もくじ


最初におまけ: 学位取得は損か得か?

このへんのネタは ここが 強いのでそっちも読んでください。

どのくらいの費用や手間がかかってるのか概算してみる。

課程博士で取る場合:

論文博士で取る場合:
金銭面からいくと...
どうでしょう。 たぶん直接的(給料とか手当とかで)には回収できないでしょう。 学位とってからどういうふうに回収するか、によると思います。
健康面からいくと...
これだけは言えます。 "Doctor course is bad for your health."
おすすめできません。体重が増えたり減ったりします。 徹夜もあなたの健康を損ないます。
精神衛生上はどうでしょう。 どういう社会人と比較するかによります。 自分のすきな研究ができる環境にいるなら救われます。 〆切に追われると苦しいです。
家庭平和からいくと...
ひとによるでしょうね。 博士課程のうちに結婚しちゃうひととか、 博士課程の間に彼女に捨てられちゃうひととか、たくさんいます。 みてるところ後者の方が多いように思いますが。
そのほか...
学生証が3年間あるから映画は安く見れます(ってそういう問題ではなく)。

ワークショップ/コンファレンス/ジャーナルの論文をかく

(時期のめやす: always!)

まずは、論文本数をためねばならない。 論文自体の書き方については私はとやかく書けるような立場にありません。 とりあえずこのへんなどが 参考になると思います。

1997年度現在の本数は、ジャーナル論文2本とされている (ちなみに、1994年度までは1本だったようだ)。 どうやら、ジャーナルのショートペーパーは0.5本、 海外のおおきな学会での口頭発表も0.5本と数えるようだが、 これは状況次第と思われる(未確認)。 これ,今はCSとしての基準を明文化しようとしている段階のようですが,私は 「ジャーナル2本+海外口頭発表1件」と聞きました.少なくとも94年度,95年 度にCSで博士を取った人間は,「海外はWorkshopでも良い.ポスター発表は不 可」と先生に言われていました. 「海外は査読つきでそれなりに有名なところならよい」という説もあります。

あとで、論文リストと別刷りコレクションを提出しなければならない。 これに備え、自分の書いた論文のリストはきちんと整理しておく習慣が 大切である。 webのページなどで管理しておくのもよい。 後に述べるが、別刷りやproceedingsもしっかり管理しておかないと、 あとで別刷りコレクション(参考論文ファイル)の作成に手間どる。

最終的にいつまでに条件を満たせばいいのかについてはかなり不明確なのだが、 どうやら最終の「学科教員会議(最終判定)」の2週間前 (論文リスト/別刷りコレクションを修正できる最後のタイミング)に、 本数を満たすぶんの採録通知が来ていればよいようだ。

ジャーナルの投稿に際しては、たいがいの学会で「図と表を末尾にまとめて 出力せよ」という規定がある。 にもかかわらず、大抵の場合学会から提供されるTeX stylefileには そういう配慮がない。 どういうことでしょね。 というわけで、これでも使ってください。

ちなみに、ジャーナルの査読というのはだいたいこんなふうになっている。 「無限に待つ」が2度もあるので、時間がかかることこの上ない。 おいらの論文のうち1本は、最初の「無限に待つ」だけで8ヵ月かかったぞ。
すんなりいく場合
(レアケース)
めんどくさい場合
(通常)
  1. 論文書く
  2. 投稿する
  3. 無限に待つ(催促しよう!)
  4. 「採録するよ」と通知がくる
  5. 最終版をつくる
  6. 提出する
  7. 忘れた頃に別刷りが届く
  1. 論文書く
  2. 投稿する
  3. 無限に待つ(催促しよう!)
  4. 「決めかねてるので改訂版を送れ」と通知がくる
  5. 改訂版をつくる
  6. 提出する
  7. 無限に待つ(催促しよう!)
  8. 「採録するよ」と通知がくる
  9. 最終版をつくる
  10. 提出する
  11. 忘れた頃に別刷りが届く

無限待ちをなるべくはやく解決するための策として、

という常套手段がある。
論文誌には周期的に「ほにゃらら特集号」というのが登場する。 特集号は必然的に発行日が決まっているので、 査読はかならずその発行日までに完了することが期待される (ただし、学会によっては発行予定日が半年以上先だったりすることも、ある)。 自分の専門が「ほにゃらら」であった場合、 万難を排して論文を間に合わせることをおすすめする。 これなら査読の「無限待ち」はだいぶ短く済む。 というか、ケツカッチンにならないと査読をしてくれない先生方が多い、 ということだろう(自分を戒めつつ、社会の不条理を感じる今日このごろである)。 もちろん、「ほにゃらら」研究をしている学生はみんな投稿するので、 競争率は必然的にあがる。
それから、学会の併設論文誌、というのは、 「学会で発表してみて、よかった論文は査読の上論文誌に採録します」 という制度である。 うまくいくとジャーナルのカウントと学会発表のカウントを両方+1できるので とてもよろしい。 例えば、日本ソフトウェア科学会の 全国大会(毎年1回開催される)は1996年度からこれを実施している。 この場合、あまり査読に時間がかかっていると鮮度が落ちるので、 査読がはやく完了することが多い。 ただし、論文誌での扱いによってはショートペーパーなどの扱いになって、 少なくカウントされる可能性がある(ジャーナル+0.5、学会発表+1とか)。


書類をもらう

(時期のめやす: D論を書く気になってきたら)
いつでもいいから、書類を貰う。
書類は早めに教務でもらっておいて損はないと思います(その場で無料 でくれます).提出する部数なども確認しておいて下さい.

セミナー開催申込

(時期のめやす: 卒業したい時期より6ヵ月前、もしくはそれ以前)
以下のブツを用意する。 M氏によるLaTeX2e stylefileはこちら。 素晴らしすぎる。

セミナー開催を予約する。 指導教官と相談し、学習指導担当(1997年は大野さん? 天野さん?)に おねがいすると、専攻会議で日程調整をしてくれる。
「専攻会議で日程調整してくれる」とはすなわち、 上記3点セットを提出した時点から次の専攻会議開催まではなにも決まらない、 ということである。 下手すると無駄な待ち時間が発生するので、 適宜タイミングをはかってお願いしよう。

なお、セミナーは「博士論文のテーマを事前にチェックする」ためのもので、 論文本数に関するチェックはセミナー開催申込、およびセミナー開催の段階では 行われないそうである。 ということなので、そろそろジャーナルが2本になるかな? と思いはじめたら セミナー開催申込をするのがよいのかもしれない。

ちなみにitojunは97/9/29に提出した。

セミナー

(時期のめやす: セミナー開催申込から1ヵ月後)
調整された日程に従いセミナーを開催する。 およそ1か月後くらいにわりふられるものとみてよい。
セミナーの時間枠は1時間、つまり40分+20分である。 OHPの枚数としてはだいたい30枚くらいあればよいのではないだろうか。 40枚以上あると時間がかつんかつんになる場合がある。
セミナー開催申込でつくった書類3種類を先生がたの人数ぶんコピーして 綴じて配布する。
セミナーの際の注意点。 セミナーの時点では主査/副査の先生はまだ決まっていないので、 自分の分野が専門外の先生がたもたくさんいらっしゃる、かもしれない。 ので、必ずしも技術的なところにずぶずぶ踏み込むのは得策ではないようだ。 とりあえず、「自分の研究の意義はなにか」をクリアにすればよいのでは ないだろうか。
この直後,セミナーを聞いた先生方は「予備審査を始めて良いかどうか」の会 議に入るはずです.
if 失格 then 開催申込に戻る。

どうやら、セミナーという制度は計算機科学専攻のみのものらしい。 少なくとも電気工学専攻や管理工学専攻にはないらしいぞ。

ちなみにitojunのセミナー日程は、10/6の専攻会議で日程が割り振られ、 10/25の14:00から、ということになった。 教授がたは4名(プレゼン終ったところであと1名)来てくださった。 とりあえず通ったようだ。

審査委員会が決まる

(時期: セミナー終了直後)
(セミナーの結果が「予備審査を始めてよい」なら) 主査(普通は指導教授)と副査(普通3〜5人)か らなる審査委員会のメンバーが決まります.
itojunは珍しいケースを体験しているので、その点について書いておく。 itojunの指導教授はitojunが博士2年の3月に退職している(現在は客員教授)。 このように、もとの指導教授が既に辞めちゃってる場合、 主査は指導教授以外の同分野の教授になるようだ。 ついでに、わたしの場合、もとの指導教授は副査になった (こちらは必ずそうなるとは言えないだろう)。

論文リスト/別刷りコレクションをつくる

(時期のめやす: 提出にまにあえばいつでもよろしい)
註: 別に別刷りコレクションつくるのは比較的いつでもいいのだが、 「ジャーナル論文を書く」からあんまり離れたところに書くとわからなくなるので、 とりあえずここに書いておく。 あまり慌てなくてよいが、 本論文を書く時期とぶつかるとイラつくのではやめに済ませる。

まずは論文リストをつくる。 論文の分類方法は専攻依存である。 CSの場合、

という分類にするようだ。 項目名は以下のようにしろ、という説もある。 たくさん流儀があるようで、なにが正しいのか全くもってよくわからない。 なんつーか、それらしければそれでいいのではないだろうか。
論文リストでの各論文の記述形式については、 多分主査の先生の趣味で決まっているような気がする。 特に教務または専攻で決まった書式があるようには思えない。 先生の仰せに従い統一する。 わたしの場合、以下をかなり注意された。 ということは、わたしの場合こんなかんじになる。 しかしなんという例題だ。
  1. 奈々詞野権兵衛、``森高千里のスカート丈に関する研究''、 日本森高千里学会論文誌 Vol. 1, No. 10, pp. 10-20. (1997年10月)
  2. Gonbei Nanashino, ``A study on the stage dress for Chisato Moritaka,'' Proceedings of JSGP 5th International Conference on Girl Pops, pp. 20-30. (March 1997)

つぎ、別刷りコレクションをつくる。 論文リストに書いた論文について、別刷りやproceedingsのコピーを 集めてファイルにまとめる。 まとめる順序は論文リストにあわせなければならない。 論文ごとの対応はこんなふうである。

几帳面なひとは常にこれをやっておくと楽なのかもしれないが、 わたしにはそんなことはできないのであわててかき集めるのだった。

手続き問題

このへんから、時間的な条件がとても複雑になるので注意する。 依存関係をよく考えて、間違いのないようにしたい。 このへんについては末尾にまとめてあるので参照してほしい。
1997年度の場合、秋学期中に取得するためには、 98/1/21の学科教員会議に間に合うように申請して、 98/3/4の学科教員会議で最終的に合格しないといけません。

また、年末や年度末は罠も多い。
教務でもらう書類には, 「9年度3月期に取るためにはこの教授会が最終.そのためにはこの日が〆切」 という具体的な日付がありますよね? 1月あたまのぎりぎりの日付は生協が閉 まっているなどの罠が多いので注意して下さい.
罠の例をひとつ。 1997年度の場合、論文提出の年度内最終期限は1998/1/8であった。 で、年明け教務課が開く初日は1998/1/7である。 なので、年明けてから提出できるチャンスは2日しかない。 その前の提出日は1997/12/24(Wed)。 12/23はよく理由のわからん祭日なのでその前は1997/12/22(Mon)、 そのもういっちょ前は前の週の土曜で1997/12/20(Sat)の午前中のみ。 ほーら、なかなかスリルあるでしょ(笑)。

D論(主論文)を書く

(時期のめやす: まあ早いにこしたことはないが、提出の数ヵ月前?)
主論文を書く。 どうも先人のいいつたえを聞くに、英語の方がいいらしい。 でも日本語で書いてらっしゃる先輩がたも多数いらっしゃる。
毎度ばかばかしい話ですが,100ページくらいは書けなどと言われました.

ちなみにitojunの場合、「first draftを11月末までに主査/副査にまわさないと 4月に間に合わない」といきなり言われてビビっている。 11月は鼻血がでるくらい忙しいのだが。 だがだが。 時間制約きついため英語でやってると終らないので、日本語で書くことにする。
...とひーひー困っていると、マーフィーの法則ってやつで、 査読に延々8ヵ月かかっていたジャーナル論文の返事が、ここにきて! わざわざこの時期に! 返ってきたりなんかするわけですよ。はい。 返ってきてくれないと困るのだけれど、こんなにバッティングしないでほしかった。

赤いれ

主査・副査の先生にコメントを頂き、直す。 okがでるまで「論文書く」からここまでをくりかえす。
某指導教授は「1度しか見ないぞ」みたいに言っていたのだが、本気だろうか。 まあどうせ放し飼いなので別に自分的にはいいのだが (後日談: 結果的にはかなり細かく2passほどしていただきました。 感謝しております)。

これが大変なんです.先生方に1通り会うのが. 先生方に渡すバージョンはconsistentにしたいと思って,

while (!done) {
  foreach s in supervisors {
    s先生にVersion nを渡す.
  }
  yield(); // 他のことをする.
  foreach s in supervisors {
    s先生からコメントをもらう.
  }
  コメントを調整/反映してVersion n + 1を書く;
  n++;
}
という手順でやろうと思ったのですが,お忙しい先生方にはなかなか会えずに 困りました.
こういうときこそcvsを活用しましょう!

ちなみに、先生方にreviewをお願いするときにつける cover sheetとかの文章には気をつけましょう。 敬語の苦手な場合には、 いきなりcover sheetの言葉遣いに赤をいれられたりして恐縮したり、します。 経験者は語る。

書類の提出

(〆切: 「学科教員会議(書類受理審査)」の10日前)
この日までに必要書類を整えて提出する。

必要書類に関する注意:

履歴書
B5の用紙でないといけない。
慶應大学の卒業/修了年月日はここ数年「3月23日」 ということになっているそうだ。 「3月31日」ではないらしい(学部/修士/博士とも同じ)ので、それに従う。 これは卒業した大学が違えばもちろん違うだろうし、慶應卒でも 卒業/修了年度に依存して違うようなので、各自確認すること。
私は最初「3月23日」として持って行ったら 教務のひとに「3月31日」に直せと言われました。 忘れもしない、96年12月19日のことじゃった...
後期博士課程については「修了見込」と書く。 「修了予定」ではだめらしい。
やたらに印刷/コピーの濃さを気にされるので、可能な限り新鮮な トナーの入ったプリンタ/コピー機を使うこと。
学位申請書
論文題目は、 ということになっている、らしい。 余計に書いてあると(和文論文なのに英文題目を併記すると)書き直しである。 だああ。
フォーマットがどうやっても手書きしかできないような形になっているが、 字が汚いと書き直しを命じられることがあるので(俺だ俺)注意する。
Hくんは学位申請書もTeXで 作ったそうです。 偉い! ズボラなitojunとは大違い。
論文リスト/本論文abstract
B4の用紙でないといけない。
論文題目については学位申請書と同様。
やたらに印刷/コピーの濃さを気にされるので、可能な限り新鮮な トナーの入ったプリンタ/コピー機を使うこと。
本論文
仮綴じバインダで提出する場合、バインダの表紙に題目と名前と年度を。 背表紙は欄がちいさいので、名前と年度だけでよい。 題目は和文なら和文のみ、英文なら英文のみ (いまいち自信なし。併記かもしれない。要確認)。 それ以外の余計なもの、たとえば名前の英語表記とかは書かないこと。
バインダは東京楠堂TK235でないといけない。 基本的に生協でしか買えないと思った方がいい。
ちなみに,この仮綴じ用に指定されている東京楠堂のTK235という ビス止めファイルは,生協で手にいれる以外,銀座の伊東屋でも常 に在庫があるとは限らないレアなアイテムなので,必ず早めに入手 しておくこと.(私は有隣堂や紀伊国屋に電話をかけまくって結局 伊東屋まで行く羽目に陥りました).
別刷りコレクション
バインダの表紙と背表紙に題目、名前と年度を。 題目は和文なら和文のみ、英文なら英文のみ (いまいち自信なし。併記かもしれない。要確認)。 それ以外の余計なもの、たとえば名前の英語表記とかは書かないこと。
バインダはなんでもいい。

用紙サイズについては注意してください。 とてもばかばかしいですから。 A4以外の用紙でなにかを提出するのなんて何十年ぶりだろう。 わたしはA4で持っていってやりなおし、B5で持っていってやりなおし、 というばかばかしいことをやらされました。 A4で持っていったときにちゃんとB4って言ってくれ... しくしく。 おかげで午前中に提出して帰ろうとおもっていたのが午後まで 居なきゃならなくなった。 だあ(パンクな気分)。

なお、本論文と論文リスト、それから別刷りコレクションについては まださしかえが効く。 これら3アイテムの最終的な〆切が教務課最終提出期限となる。
正確には,教務に提出した後も(主査(*)立ち会いのもとで)差し替えは可能です. つまり,教務提出時点では仮綴じで良いのです.このあたりも教務からもらう 書類に書いてあったはず.
「主査立ち会いのもとで」とMさんはおっしゃっているのですが、 実際には主査から教務へ(でんわでいいから)話を通しておいてもらえば、 学生だけで教務に行っても全く大丈夫なようです。
(編註: もともと(*)の「主査」のところは「指導教授」でしたが、正確を期すため 書き換えました)

教務に論文を提出すると、「博士学位論文議案書」というB5ペラをくれるので、 主査の先生にお渡しする。 主査の先生がこれを教務に提出すると、書類受理審査の申し込みは完了である。 ちなみに、主査の先生が教務に「博士学位論文議案書」を 提出する締め切りはやっぱり学科教員会議の2週間前である。 ってことは、ギリギリで教務に論文を提出した場合、 主査の先生が留守だとひどい目にあう気がする。注意せよ。

itojunは98/1/8(Thu)が締め切りなので97/12/20(Sat)の 午前中に提出するつもりだったのだが、 いろいろあって12/22(Mon)に提出になりました。 上記のとおり、紙サイズ問題で2回、字汚い問題で1回余計に教務課にいきました。 ひとつの書類出すのに4回も教務と研究室を往復した、というこのめんどくささ。 だあ。

さて、暮れに提出したからといって油断してはいけない。 お正月休みは、先生がたも時間をとりやすい時期。 よって、先生がたのコメントは正月休みが明けたころやってくる。 提出最終期限(itojunの場合98/1/8)まではno penaltyでさしかえが効くので、 査読の結果によっては論文タイトル変更や履歴書の直しなどを 申し渡される場合がある。 というわけで、正月早々教務と戦うことになるわけだ。
提出期限を越えてタイトルを変えるのは非常にめんどくさい手続きが要るようなので、 期限前に変更できてよかったね(ポリアンナと一緒によかった探し)、 と思う方が精神衛生上よいだろう。

学科教員会議(書類受理審査)

(〆切: 「学科教員会議(最終判定)」の1ヵ月前の学科教員会議)
註: 学科教員会議は「理工研教」という略称で呼ばれることがある。

ここはよくわからない。 なにが行われるのだろう。 多分学生には(最終的にどうなったかという結果以外)関係ない。

これを通過すると、「修了見込証明書」を発行してもらうことができるらしい。 就職とかのときに要るひとは要るよね。

この後、適宜公聴会の日程が申し渡される。
itojunの場合以下のような紆余曲折を経て、日程は1/27 12:00-になった。 おいらは別にいいけど、ひるごはんはどうするんだろう?

  1. 最初98/1/20の予定
  2. 書類受理審査(98/1/21)より後にしないといけないことが発覚、1/23に延びた
  3. 1/23は都合の悪い教授がいることが発覚、再調整
  4. で、1/27

公聴会

(「学科教員会議(書類受理審査)」以後、 「学科教員会議(最終判定)」の14日以上前)
公聴会を開く。 ようするに卒論や修論の最後の発表と似たようなことをやる。
時間枠はセミナーとおなじで1時間、つまり40分+20分である。 OHPの枚数としてはだいたい30枚くらいかなあ。 40枚以上あると時間がかつんかつんになります(経験者は語る)。

とりあえず、セミナーと公聴会の間はどれだけ期間があいていても問題ないようだ。 なので、とにかくセミナーはとっとと片付けてしまうのが肝要らしい。 でも、

予備審査を始めてしまうと,1年以内にドクターを取らないと甲種で取る機会 は失われると聞きましたが...
point of no returnがどの時点なのか確認した方が良いと思います.
「予備審査を始めてしまうと」ではなくて「教務に書類を提出してから」1年間、 との説もあります。 でも、教務に書類を提出した時点で論文数が足りなくて1年も待つという事が あるのだろうか。未だ謎だ。
だそうなのでこのへんは再調査必要。

結局副査の先生を4人含めて、8人くらいの先生にご出席頂いた。 主査の先生は風邪で欠席、 副査の先生ひとり(指導教官!)はどうしても都合がつかず遅刻でやってきた。 異例つづきのわたしの審査経過だが、 主査副査の先生がこれだけ揃わないのもかなり異例らしい。 うーむ。

口頭試問

(時期: 公聴会の直後)
公聴会のあと、口頭試問がある*場合がある*。 恐るべきことに、常にあるわけではないようだ。 とりあえずitojunの場合、公聴会プレゼンのあとの質疑応答以外に 口頭試問らしいことはされていない。 緑色の発言のM氏も、 質疑応答以外の口頭試問らしいことはされていないそうです。 Hくんは口頭試問らしきものがあった、と言っています。

「口頭試問」は公聴会プレゼンのあとの質疑応答と混然一体としているような 気がするのだが、気のせいだろうか。 ここが最大の謎である。 全くよくわからない。

計算機科学専攻内での最終審査

(時期: 公聴会の直後)
公聴会が終わったところで計算機科学専攻の教授陣による最終審査が行われる。 具体的には、公聴会の教室から(発表者も含めて)学生を追い出して どうしようかねえという相談がなされる。

ここで却下だとどうなるのかはよくわからない。

itojunの場合、主査の先生が風邪で公聴会を欠席された都合上、 公聴会の直後の教授陣の会議では、 「これでいいかな」というrough consensusはとれたが、 最終的な結論は保留となった。 やはり主査の先生に結論を出してもらわないといけないのだろう。
結局、98/1/27に公聴会が終ったあと、98/2/3から8にかけて 主査の先生にみっちり最終確認のチェックの赤ペンを入れて頂いた後、 印刷所提出の許しがでました。 ありがたや。

論文の製本(みんなに配る分)

(時期のめやす: 比較的いつでもいい。 最終版提出とかが終った後でも全然構わない)
慣習として、博士論文をお世話になった方に配っているひとが多い。 このため、同人誌等の印刷業者で印刷製本してもらう、らしい。 何部くらい刷ればいいのだろうねえ。

印刷の方法としては、 (1) 同人誌印刷屋でオフセットで刷ってもらう、 (2) コピーで中身を作って、製本だけ依頼する、 のふたつが考えられます。

前者の場合、とりあえず印刷やさんに持っていって依頼するだけです。 コミケの時期とバッティングすると大変だったりして:-) コミケで売っちゃったりして(爆笑)。 いや、冗談でなく、コミケの時期、印刷所は混むので、避けた方がいいです。 値段はあがるし、印刷所もいそがしいので(ないことを望みますが) 間違いやトラブルも起きやすいでしょう。 例えば、 共信印刷の価格表を みると、high seasonはoff seasonの1.5倍くらいの値段になっていることが わかります。

後者の場合、自分で中身をコピーし(これが結構時間かかるんだ)、 印刷所にもっていきます。 共信みたいに 大きいところでこれを受けてくれるかはわかりません。 最近日本に進出してきているKinko's(ビジネス用小規模印刷店、24時間営業!)とか、 東急ハンズとかがいいんじゃないですかね。 わたしは日吉裏のコピントでこれをお願いしました。

どっちがいいか問題ですが:

金銭的には...
後者の方がいいでしょう。 論文のソフトカバー版というのは、オフセットで刷って貰うのにはかなり 向きません。 なぜなら、論文は「50部とかで100ページ以上」ですよね。 オフセットでの印刷は「ページ数が増えるとすぐ値段が上がる、 部数が増えてもあまり値段が上がらない」という特性があるからです。 ページ数が増えると製版しないといけないので、少部数多ページというのは オフセットで刷るにはほんとに向かないんです。 ということで、後者の方がおかねは安いです。
たとえば、B5で100ページの場合、オフセットで頼むと60000円/100部くらい (小部数にしてもたいして値段は下がらない)、 製本だけ依頼すると、コピー代(場所とか条件によって0円から1000円)+ 製本代(400円/1部とか)です。 小部数しか要らないんなら、コピー+製本だけ依頼の方が出費が少ないです。
手間的には...
そりゃ印刷所に丸投げできる前者の方が楽に決まっています。 両面コピーを多数つくるのは結構気を遣います。 いくら高級コピー機でもフィードミスってのはありますから。
印刷所は、 たとえば有名どころだと共信印刷とか。 日吉裏のコピントに頼んでいるひとは結構多いです。

論文の製本(教務提出分)

(〆切: 最終版の教務科提出)
黒くて硬い表紙のやつである(爆弾犯人「印鑑を持ってこい。黒くて太いやつだ」)。 主査(たいていの場合指導教授とイコール)の分、 大学(= 大学図書館)保管分、および国会図書館に保管されるぶんの 合計3部は必ず要る。 それ以外は事情にあわせて部数を調整する。 副査の先生に黒くて硬いの(←その呼び方やめれ)を渡すか、 同人誌印刷屋で刷ったのを渡すかが微妙なところか。

印刷所の詳細情報ですが、こんなかんじです。

日吉コピーセンター(日吉の第6校舎裏 045-563-5545)
納期: 平日10日(すなわち2週間)
製本のみなら、4000円/1部
コピーもするなら、加えて20円/枚 (自分でコピーを済ませて持ち込めば安く済む)
なんで修論は2000円/部なのに、D論は4000円/部なんだ? よくわからない。
日吉のコピーセンターに頼むと見栄えの良いのができますが,多少時間がかか ります(特に卒論/修論の時期と重なると).
ヤマザキ製本印刷所(173 板橋区向原1-8-15/03-3958-1681)
納期3日
製本のみ、6000円/1部
有楽町千川駅2番出口から徒歩8分
地下鉄出口をでて右/秋野眼科を右ななめ前/床屋とそば屋の角を右/5軒目 (地図)
以下FAXより転記:
卒論スピード製本
少し遠くても必ず早い
1〜3日間で仕上げます
上製本(ハードカバー) 金文字入り

製本屋からのおねがい:
- ページ順は、よく調べてから、御来店ください。
- 原稿用紙の欄外や周り1センチぐらいには書き込まないでください。
- 折って使う原稿用紙は、必ず折ってから、お持ちください。
- 感熱紙は、製本には不向きですので、コピーをとるか、熱転写用紙をお使いください。
- コピーは当店では出来ませんので、ご自分でコピーしてください。

日曜・祝日は、お休みです。
open 10AM-5PM
私はこの特急製本所のお世話になりました(3日くらいでできる).
黒くて硬いのの原稿に関する注意。 このへんは全部教務の方に伺った。 全般に教務の人は親切に便宜を図ってくれますから,分からないことは相談し て見るのが良いと思います.

最終版を教務課に提出

(〆切: 「学科教員会議(最終判定)」の14日以上前)
製本済みの論文、および最終版の論文リスト/別刷りコレクションを 教務科に提出する。
「ジャーナルの論文を書く」のところで述べたように、 この日までにジャーナルの採録通知が来ていなければならない。 そうしないと論文リストに「採録予定」と書けないからだ。 採録通知がこなかった論文については論文リストから外す。

この際、主査の先生から教務へ 「論文審査結果要旨」と、 「最終試験報告書」(名前不正確かも)という書類が 提出される。 もしかすると、論文を提出したときに、教務から 「この用紙を主査の先生にお渡ししてください」と言われるかもしれないので、 驚かないように。 大抵は主査の先生が教務に先に取りにいっていて、 そういうことはないと思うのだけれど。
論文審査結果要旨は内容的には 「××くんはこういう論文を書きました。だから学位をあげて大丈夫」 みたいな文章である。 通常B5で2ページ(実際にはB4のつながった紙)の分量である。 「こういう論文を書きました」の部分はabstとほとんど同じようなもんなので、 主査の先生に草稿の提出、または論文要旨の説明を求められる場合もある (修士のときにもあったよね、こういうの)。
最終試験報告書は「公聴会も口頭試問もちゃんとくぐりぬけたので合格」という 1行が書かれた書類である。 こちらはtrivialなので、多分学生に作業が降ってくることはないだろう。 分量はB5で1枚。

学科教員会議(最終判定)

(これが最終deadlineだ!)
ここについては、学生はほとんど伺い知ることはないらしい。 理工学部の教授会(教授全員が集まっている)で、goかno goの判定が下る。

もう1つ.最後の教授会で万が一 否決されるようなことがあると, 「主査(*)は辞表を出すことになる」と脅かされました.ちなみに, 今まで否決された例はないとか(1票差というのはあったらしい).

(*) 編註:
M氏に頂いた原文では「指導教授」になってたけど、正確さのため 修正しました。 通常は指導教授 = 主査なのですが、そうでない場合もあるからです。 辞表を出すハメになるのは、主査です。たぶん。

自分の指導教授 = 主査の場合にこれは結構強制力があるが、 そうでない(指導教授 ≠ 主査)場合はもっと強制力がある。 主査になってくださった先生をクビにしてしまうということは、 隣の研究室の先生をクビにしてしまうということなので、 その研究室の学生からすごく怨まれる(笑)。

学位授与式

年に2度(春学期末の9月と、秋学期末の3月)、学位授与式があるので、 学位記をもらう。
まあ卒業証書と似たようなものと思われるが、 血と汗と学費がにじんでいるので感慨はちょっと違う...だろうか。 貰ったことないからわからないが、貰ったらお知らせしよう。

1997年度の学位授与式は1998/3/30。 なんと、IETF LAと重なってしまいました! というわけで学位授与式は行けません。 後日教務課で学生証とひきかえればよいようですね。 塾債の返金請求も忘れずにね。

謝礼

一部に、主査/副査の先生方に金品(主として商品券)をお贈りする 悪しき習慣があるようです。 主査諭吉3人、副査1人なんていう基準まであるようです (ある先生にそう言われた)。 そういう悪しき習慣を信じないひとは断固としてやらないに限ります。 おおっぴらに書いておくと悪しき習慣を潰すのによいと思って書いておきます。 頼むから「このwebpageで基準を見たから金品を贈る」なんてのはやめてね。 おねがいだから。

課程博士の審査費用は学費の中に含まれています。 送るとしてもお礼状と同人誌印刷屋で刷った論文でいいのではないですかね。 よっぽどやりたければ菓子折または花くらいでしょう。 それ以上、とくに現金化可能なもの(商品券とか!)は問題だと思います。 ほんとに。
ここにおおぴらに書くとヤバそうだ、という時点で問題だと思うぞ。 誰に指示されたか書くときっと凄いことになるよね〜(笑)。 でも、こういう悪習は断ち切らないといけないから、書く。

ちなみに、日吉近辺の先生方(慶應に限りません)は、亀屋万年堂のお菓子を一年365日 貰う運命になっているので、 亀屋だけはやめといた方がいいと思う。 先生方は亀屋のお菓子に飽きています。 註: 亀屋を嫌いなわけじゃないです。ごめんね亀屋のひと。


転んでもただでは起きない

せっかくたくさん作業をしたのだから、役にたてないともったいない。 再利用性は重要なのである。 みんなでしあわせになろうよ。 ちょっと脱線するが、なんとなく苦労したみかえりっぽいことを並べてみよう。

tips

ジャーナルはD2のうちに終らせよう
無限待ちがたくさん入るジャーナル査読。 投稿する我々は忍の一字で待つことしかできません (もちろん催促はしますが)。 査読期間が1年とかになっても平気なように、D1のうちにsubmit、 D2のうちに採録、くらいのつもりでいきましょう。 どうせそううまくはいかなくてずるずる遅くなるんだから。
本論文を書く時期は可能な限りはやく
鉄は熱いうちに打て、とはよく言ったものです。 自分のやっている/やっていた研究に対する愛や熱意がさめないうちに 書かないと筆が進まず大変苦労します。 とはいえ、あまりはやく書くわけにもいきませんが。
そのうちなんとかなるだろう
あんまりひどく肩ひじ張るとプレッシャーでつぶれます。 なるようにしかなりません。 クレージーキャッツを聞いて気楽に構えましょう。
体は大切にせなあかんで
あんまり無理して徹夜すると体が壊れます。 博士課程ってくらいでみんな四捨五入すれば30歳のはずです。 一日一度はちゃんと寝ましょう。
税金の処理はおはやめに
3月末の最終の審査で学位をとろうとすると、論文書いたり先生の 指示を仰いだり、という処理が12月から2月末くらいまで延々続きます。 事実上他のことはなにもできない/する気がなくなると思った方が いいでしょう。 特に既に教員などとして就職している場合はなおさらです。 ですので、せめて税金関係の処理(源泉徴収票をあつめるとか)だけは はやめに済ませておきましょう。 確定申告自体は3/15までやれるから、 論文のことが全部終ってからでもいいかな。 血の汗流して稼いだ現ナマ、余分に持っていかれるのはまっぴらだ。 経費の落ちるひとは旧年の年内(12月まで)はやめにがんばって買物をしよう。
息抜きをみつけよう
学位論文の作業はなんだかたまに「いつまでも終らないんじゃないか」と 思うことすらあるくらい、無限に続く感じがします。 セミナーやると本論文執筆、続いて公聴会、それが終れば本論文の直しと 果てしない主査副査とのバトル、直し終って印刷所に出してみれば そのあともなにやらこまごました雑用が待っています。 このwebpageがちょっとでもあなたのroadmapとして役立てばいいのですが。
どちらにしても、あまり根をつめると本気で壊れます。 適宜リフレッシュのための策をみつけましょう。 いくら忙しくても、たまにはスキーにも行きましょう。

itojunの場合のtimetable

なにを? いつ?
ジャーナル論文(その3)submit to IPSJ 1997/2頃
セミナーの申込 1997/9/29
セミナーの日付決定(専攻会議) 1997/10/6
セミナー 1997/10/25 14:00-
ジャーナル論文(その3)の査読が返る 1997/11/1
ジャーナル論文(その3)の直しを返送 1997/11/15頃
主査へのご挨拶とスケジュール相談 1997/12/2 13:30-
主査・副査への論文第1稿締切 1997/12/10
副査のA先生からコメント貰う(素早い!) 1997/12/11
教務課提出 1997/12/22
(教務課提出年内最終〆切) 1997/12/24
主査のD先生からお呼び出し(大倉山駅)
英文タイトル変更決定
その他コメント(副査のHT先生からのも含む)貰う
1997/12/28 16:00
副査のMT先生(指導教官)からお呼び出し(S社3号館4F)
和文もタイトル変更決定、その他コメント貰う
1998/1/5 10:00
コメントに従い、タイトル変更のために
教務で表紙とその他さしかえ
1998/1/8
(教務課提出ほんとに最終〆切) 1998/1/8
修正版論文を主査/副査の方々に配布 1998/1/22-23
公聴会。
コメント入りのdraftを数通頂く。
1998/1/27 12:00-
主査の先生に「印刷所に出していいですか」とmail、
「draftも見ずに許すわけにはいかーん、
とっとと持って来い」とお叱りを受ける。
1998/2/2
最終版のつもりのdraftを主査/副査の先生方に配布。
いろいろあってまるまる一日待ち状態。痛い。
1998/2/3
主査の先生からコメントを貰う 1998/2/4 12:00-
主査の先生および副査のA先生からの
コメント入りdraftを貰う
1998/2/5 12:30-
副査のN先生からコメントを貰う(email) 1998/2/6
主査の先生から最後のコメントを貰う 1998/2/7 10:20-
主査の先生から今度こそほんとに最後の
コメントを貰う(でんわ)
1998/2/8 15:00
慶應日吉コピーセンターに入稿(4部)
規定より1部多いのは主査≠指導教官な事情による。
1998/2/9 12:30
(慶應日吉コピーセンターの製本発注期限) 1998/2/9
入稿は済んだのに主査の先生からお呼び出し。
ドキドキしていたら手続きの最終確認だった。
1998/2/10 15:00
(ヤマザキ製本印刷所の製本発注期限) 1998/2/14または16
製本完了。予定では19日だった。 1998/2/17
副査かつ指導教官のMT先生に1部製本済みをお渡しする。
五反田S社3号館。
1998/2/18 10:00
主査のD先生の最終チェック。日吉駅改札。
黒いのの表紙のフォーマットとかその他確認。
1998/2/18 16:30
教務課に黒いのを3部提出、論文リストさしかえ。
もうこれで俺にできることはなにもない。
1998/2/19 13:00
(教務課製本済み最終提出) 1998/2/20
コピント日吉にソフトカバー製本発注。 1998/2/25
主査のD先生からおでんわ。 教授会で承認された模様。
あとは不祥事を起こさなければ(笑)おっけ〜。
1998/3/4
ソフトカバー製本完了。400円×15部=6000円。 1998/3/14
学位授与式。IETF行ってるから出れない。 1998/3/30

Hくんの場合のtimetable

なにを? いつ?
突然そろそろセミナーやらんか、と言われる。 (前から書類は言われて用意してあったけど) 1997/9/17
CS専攻教室会議でセミナーの日が決まる。 1997/9/18
セミナー ちょっと時間オーバー。 その場にいたのは全部で 4人だったかな。修論とだぶるところがかなり あって、もう聞き飽きたらしい。 1997/10/13 16:30〜
教務書類提出 (年内最後の営業日。文字がかすれていたのと、申請書の手書きが嫌が られたため、受領だけしてもらって年明け再提出に。) 主査に論文を渡す。 1997/12/24
(教務課提出年内最終〆切)1997/12/24
副査の先生に論文をお渡しした。 この時点で公聴会が一旦1/21に決まる。しかし教授会で受理されるのが 23日なのに気がつき、白紙に。 1997/12/25
早速、副査その1(S先生)から赤が入って帰って来る。 1997/12/27
教務に書類を出す。プリントした申請書は差し替え。 他の印刷しなおした書類は、前よりも悪くなってしまったので、差し替えなかった (;_;) コピー機だともっと汚くなるだろうし、これ以上よくできないと思う、 と言ったら受け取ってもらえた。 副査その2(E先生)から査読が帰って来る。 1998/1/8
(教務課提出ほんとに最終〆切)1998/1/8
公聴会が1/28に決定。 1998/1/12
副査その3(Y先生)から査読が帰って来る。 1998/1/16
(論文誌の照会 deadline... えぐい...) 1998/1/19
査読結果のコメントを直して、論文を再度配る予定。 (fail) 1998/1/21
主査に直し後の論文を渡した 1998/1/23
主査からコメントが返ってきた 1998/1/26
副査に直し後の論文配布 1998/1/27
公聴会、その後審査会。 1998/1/28 16:00〜17:00
(教務課製本済み最終提出)1998/2/20

論文〆切逆算表

計算は適当です。 信じて行動して間に合わなくても、犬も食いません。

必需品リスト

なに? セミナー
開催申込
セミナー 本論文提出 学科教員会議
(書類受理審査)
公聴会 最終〆切 学科教員会議
(最終判定)
備考
いつ? xの1ヵ月前 x yの10日前 y
(zの1ヵ月以上前)
この間の
どこか
zの14日前 z
毛の生えた心臓 -- -- -- -- --
審査基準分の論文 査読中でも可 採録通知
でいいのかな?
-- CSはジャーナル論文×2+
海外発表×1?(基準不明)
履歴書 配布 -- -- 提出済 -- B5版のこと
論文リスト
(論文目録)
配布 -- 配布 必要なら
さしかえ
-- 書式、論文分類等は専攻依存
B4版(2 in 1)のこと
本論文abstract 配布 -- 配布 提出済 -- 和文1000字+英文300語
B4版(2 in 1)のこと
題目欄に注意!
別刷りコレクション
(参考論文ファイル)
-- -- -- -- 必要なら
追加/さしかえ
-- 別論文リスト掲載順に
バインダはなんでもよい
バインダ表紙と背表紙に
タイトルと名前と年度を
学位申請書 -- -- -- -- 提出済 -- 題目欄に注意!
本論文 -- -- 1部
(仮綴じ)
-- 回覧 3部
(製本済)
-- 申請時には仮綴じ1部でもよいが、
その場合最終〆切までに製本済3部提出
表紙にタイトルと名前と年度、
背表紙に名前と年度を
最終学校の
卒業証明書
-- -- -- -- 提出済 -- 学内進学者は不要
語学学力確認試験の
合格証明書
-- -- -- -- 提出済 -- 課程博士のみ。手数料200円
審査料 -- -- -- -- 提出済 -- 課程博士: 無料
博士を単位取得退学: 5万円
学士/修士を卒業/修了: 7万円
それ以外: 10万円

おともだち