ApertosオペレーティングシステムによるIPv6ルータの構築
Author:
伊藤純一郎、
横手靖彦、
所真理雄
Book Title:
JSSST 13th annual conference, 1996
Abstract:
インターネットで現在利用されているIPv4プロトコルは、
インターネットの爆発的成長に耐えられない、という指摘がある。
このため、IPv6プロトコルが提案され、現在移行へ向けた考察が
行われている。
しかしながら、我々はルータなどで現在用いられているプロトコル
処理部の構成法には大きな問題があると考えている。
現在の構成法では実運用の結果に伴うプロトコルの仕様変更、
ルータの役割によるソフトウェア的要求の差異などに
% ルータの長寿命化要求などに
対処することができない。
本論文では、Apertosオペレーティングシステム上でIPv6ルータの
プロトコル処理部を実装することでこれらの問題の解決を目指している。
並行オブジェクトによるソフトウェア構成によりプロトコル処理部の
モジュール間の独立性を確保し、自己反映計算に基づくOSアーキテクチャの
利用によりプログラマに最適なプログラミング環境を提供することができる。
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