五観の偈(曹洞宗の食事前の祈り)

$Id: gokan-no-ge.j.html,v 1.4 2003/12/05 22:45:53 itojun Exp $
一には功の多少を計り、彼の来処を量る。
二には己が徳行の、全欠を忖って供に応ず。
三には心を防ぎ過を離るることは、貪等を宗とす。
四には正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんが為なり。
五には成道の為の故に、今此の食を受く。

ごかんの げ (そうとうしゅう)
ひとつには こうの たしょうを はかり、かの らいしょを はかる。
ふたつには おのれが とくぎょうの、ぜんけつを(と) はかって くにおうず。
みつには しんの ふせぎ とがを はなるることは、とんとうを しゅうとす。
よつには まさに りょうやくを ことと するは、ぎょうこを りょうぜんが ためなり。
いつつには じょうどうの ための ゆえに、いま この じきを うく。