渋谷区道玄坂2-19-2
(TEL)03-3461-8809
メニューの写真が*ここ*にあります。
 
 
 
 ムルギーが伝説の店と呼ばれるわけは、もちろん亡くなったご主人のキャラクターや店の雰囲気、カレー自体の(当時としては)ハイカラな味にもあったのでしょうけれど、この盛り付けのインパクトによるものが大きいのではないでしょうか。久しぶりにムルギーのカレーを食べて再発見したのは「こんなに美味しいカレーだったんだ」ということ。決して悪い印象があったわけではないのですが、どうしてもムルギーはカレーそのものの味より、それをとりまく物語のほうが強く記憶に残ってしまうので、冷静に一皿のカレーとして味わっていなかったと思うのです。なんとなく渋好みの味だったという記憶はありましたが、甘味が少なく、苦味が主体となったルーの味。形がなくなるまで煮込まれた鶏肉やタマネギの断片のかすかな食感と、スパイスのざらっとした舌触り。唐辛子のカッとくる辛さと調和した、スーっと染みてくる辛さ(よくわからないけど、ショウガが効いてるのかな?)。切り立ったごはんの陰にちょこんと添えられたチャツネの甘味がよい口直しになるし、ゆで玉子も硬派な味に心地よい温かみを与えてくれます。スパイスの香りも本格的で、スパイス料理が普及していたはずのない昭和25年当時からこの味でやってきたというのは本当にすごいことだなと思います。(め)
ムルギーが伝説の店と呼ばれるわけは、もちろん亡くなったご主人のキャラクターや店の雰囲気、カレー自体の(当時としては)ハイカラな味にもあったのでしょうけれど、この盛り付けのインパクトによるものが大きいのではないでしょうか。久しぶりにムルギーのカレーを食べて再発見したのは「こんなに美味しいカレーだったんだ」ということ。決して悪い印象があったわけではないのですが、どうしてもムルギーはカレーそのものの味より、それをとりまく物語のほうが強く記憶に残ってしまうので、冷静に一皿のカレーとして味わっていなかったと思うのです。なんとなく渋好みの味だったという記憶はありましたが、甘味が少なく、苦味が主体となったルーの味。形がなくなるまで煮込まれた鶏肉やタマネギの断片のかすかな食感と、スパイスのざらっとした舌触り。唐辛子のカッとくる辛さと調和した、スーっと染みてくる辛さ(よくわからないけど、ショウガが効いてるのかな?)。切り立ったごはんの陰にちょこんと添えられたチャツネの甘味がよい口直しになるし、ゆで玉子も硬派な味に心地よい温かみを与えてくれます。スパイスの香りも本格的で、スパイス料理が普及していたはずのない昭和25年当時からこの味でやってきたというのは本当にすごいことだなと思います。(め)
渋谷はインド料理やカレーに関しては不毛の地で、なかなかカレーを食べたい時の気分を満たしてくれる店がないのです。インド料理屋はほぼ全滅と言っていいし、カレーもそれなりに美味しい店はあるものの、自分の好みの系統(夢屋とかデリーとか、あるいはメーヤウとか)のカレーは食べられなくて不便しています。そういえばムルギーってどんな味だったかなと思いついて、今回久しぶりに足を運んでみたのですが、意外にもと言っては悪いけれど、完成度の高さを感じました(日によってバラつきがあるそうなのでたまたまよかったのかもしれませんが)、次にまた渋谷でカレーを食べたくなったときは第一候補にしたいです。(め)
1,000円/人でした。
今回は、DSC-SX560で撮影しました。
DSC-SX560による全撮影データは*ここ(27枚)*にあります。
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(註:メニューの表記でおかしな点があると感じる人もいるかと思いますが、原則として表記はお店のメニューの通りにしています。明らかに間違っていると思われるものも、そのままにしてあります)
(註:写真は文章の下に貼ってあります)
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