ジャイタイ＆イル・パッキーノ

1999/1/29: 吉祥寺のタイ料理、ジャイタイ

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-12エビス会館5F
(TEL)0422-21-0828

今日はちょっと昼飯を食べるのが遅くなったので、ランチタイムを3時までやっているジャイタイに行ってみました。(messiah、kaori)

ジャイタイの店内はとても奇麗で、テーブルも広くていい感じです。入った時間が2時半と遅かったせいか、我々の他には1組しかお客さんがいませんでした。

[料理]

ヤムジャイタイ／680円

メニューには「20種類以上食材絶妙なオリジナルサラダ」と説明してあります。本当に20種類の食材を使っているかは確認しなかったけど、レタスやキュウリ、タマネギといった野菜やはぜ米(ポン菓子のように米を炒ってはぜさせたもの)、魚の浮袋みたいな揚げ物、カシューナッツなどを甘いゴマ風味の、ちょうどバンバンジーソースのようなタレで合えてあります。小口切りのタクライがよいアクセントになっていて、なかなか美味しいです。(め)

Cセット／1200円

サラダ、カレー(グリーンカレーとレッドカレーから選択)、ライス、スープ、日替わり料理一品、飲み物のセットです。

・サラダとスープ

サラダはニンジンにパセリを差したり、プチトマトにキュウリでヘタを作ったりといった細かい仕事がしてあって、色とりどりにかわいらしく盛りつけてあります。おそらくニンジンで色をつけてあるドレッシングも奇麗。タイ料理とは言えませんが、美味しい温野菜のサラダです。スープにも星形などに切ったニンジンやダイコンが入っていて、楽しい気分になります。(め)

・一品料理

日替わり料理は揚げワンタンのようなものでした。これもてるてる坊主のようにかわいく作ってあります。敷いたダイコンとニンジンに甘いソースがかかっています。(め)

・レッドカレーとライス

レッドというよりピンク色で、辛さを押さえた甘くマイルドなレッドカレーです。鶏肉と細切りのタケノコが入っています。辛くない点は物足りないけど、これはこれで美味しいカレーでした。ライスはちゃんとタイ米です。(め)

・ミルクティー

ちゃんとタイスタイルのミルクティーで、コンデンスミルク系のミルク(甘さは控えめ)が入っています。サビのような独特の色も出ていて、心なしか鉄っぽい味がするところも嬉しいです。昔マンションに住んでいたとき、断水の後に水道管から鉄サビで真っ赤になった水とお湯が出てきて、赤くて鉄くさいお風呂に入ったりしたものだけど、それを懐かしく思いだしました。なんて話をするとまずいみたいですが、僕はこの味が気に入ってます。(め)

ジャイタイスペシャルセット／1500円

代表的な料理6種類(ヤム、スープ、揚げ物、串焼き、焼飯、麺)を一度に味わえるお得なセットです(飲み物つき)。

・スープ

スープはCセットについてくるものと同じです。

・料理

料理5種類がこんな食器に盛られて出てきます。中央がヤムヌア、左上がトートマンクン、右回りにカーオパット、パッタイ、ムーサテですね。
ヤムヌアは全然辛くないけど、ちゃんとヤムになってるのでOK。

ここのトートマンクンは美味しいと聞いていましたが、確かにさっくり揚がっていて、中はふわっとしてエビの味がちゃんとして、とても美味しいです。薄いスィートチリソースが少しかけてあります。

カーオパットは錦糸卵が乗っています。味は普通ですね。ちょっと塩辛いのでたくさんは食べたくないかな。

パッタイはこの量でもちゃんと小さいながらもプリッとしたエビが2匹入っていて嬉しいです。レモンもついてるし。

ムーサテはピーナッツソースがかかっていて美味しかった。トーストパンがついてたりするところも芸が細かいです。

このセット、とにかく細かく丁寧に仕上げてあるところに驚かされます。このカービングのニンジンなんて使い回しでもしなかったらもったいないですよね(使い回してるかどうかは不明だけど)。トートマンクンもムーサテも2個ずつついていて、2人で楽しめるようになっているところも非常にポイント高いです。それぞれの味もちゃんとしていて、トートマンクンも熱々の状態で出てくるのが嬉しいです。(め)

・ロンガンジュース

めずらしいので選んでみました。想像と違ってずいぶん色がついたジュースでした。ジュースは甘いだけという感じで、ロンガンの実がたくさん入ってるんだけど、駄菓子のアンズ状態というか、味が抜けていてたいして美味しいものではありませんね。でも、めずらしいので許せます。(め)

おまけ

会計のときにもらったタイ製(?)のホールズ。タイ語で「ホールズ」と書いてあります。下にあるのは10%の割引券。でもランチセットには使えないそうです。(め)

[総評]

とにかく、店内が広く奇麗で雰囲気が良いです。内装にお金かけてるし、センスもよいですね。ランチセットはお得です。この値段でこれだけ丁寧に作っているというのは驚きで、申し訳ない気もします。
アラカルトのメニューは少しめずらしいものもおいてあって、デザートも充実していてよさそうなのですが、全体に決して安くはないのと、味もおとなし過ぎるというか、特に辛さを押さえ過ぎで、あまり夜にいろいろ食べに来たいという感じではないです。お店の人も考えているらしく、いろいろな料理を小さめのお皿で680円で提供するなど努力はしているようです。個人的には、もっと料理の味を本格的にしてくれればまた来たくなるんだけど、お客さんに合わせた結果としてこの味になっているのだろうから、難しいのかもしれませんね。(め)

1999/1/29: 吉祥寺のイタリア料理、イル・パッキーノ

武蔵野市吉祥寺本町2-16-18
(TEL)0422-20-3233

夜はイル・パッキーノに行きました。「リバティーフィールグループ」という、吉祥寺と下北沢に飲食店を展開しているグループのお店で、タラートとか、みすとまーれなどが系列のお店です。(messiah、kaori)

7時前に入店したらすんなり座れましたが、直後に列ができていたので、タイミングよかったようです。7時過ぎるといつも人が並んでいるお店だそうです。
店内は若い女性の客が多く、適度に狭く適度に賑やかで、照明も落としてあって、落ち着ける感じです。

(DC-2E)

食事中、いきなり電気が消えたので(各テーブルにロウソクが灯っているので真っ暗にはならない)何かと思ったら、誕生日のお客さんがいると、こうやって電気を消して他のお客さんにも拍手をさせたり、写真を撮ったりというサービスをやっているようです。今日は3人誕生日のお客さんがいるというので、本当かよと思いましたが、考えてみたら誕生日のサービスをしてもらうためにわざわざ来るわけだから、3人くらいいても不思議はないですね。

(DC-2E)

[料理]

フローズンワインビアンコ(シシリーオレンジ風味)／730円

なにしろ照明が暗いので、撮影は苦労しました。これは白ワインを凍らせたフローズンドリンクで、プレーン(680円)もあるけど、シシリーオレンジ風味というのがあったので、そっちにしてみました。いい状態に凍っていて、味も甘くすっきりとして美味しいです。(め)

(DC-2E)

(COOLPIX900)

赤ワイン(ベルアーバー)／550円

ベルアーバー(BELARBOR)というカリフォルニアワインです。渋味があってしっかりとした味だけど、フルーティーで飲みやすいワインです。今日のおすすめワインということで頼んでみたけど、また飲みたい感じの美味しいワインでした。(め)

(DC-2E)

(COOLPIX900)

唐辛子を漬けたオリーブオイル

お好みでピッツァにかけるようにと持ってきてくれました。唐辛子がいっぱい漬かってるわりには直接なめても全然辛くないんだけど、こういう演出はちょっと楽しいですね。(め)

(DC-2E)

(COOLPIX900)

ピッツァ ドーロ(スモール)／980円

マルゲリータを食べようとしたら、ドーロ(黄金)という名前の「厳選フレッシュトマト・厳選モッツァレラ(ブッフェラ)・フレッシュバジル」のピッツァがあったので、そっちにしました。マルゲリータ(「厳選」がつかないだけで同じ内容)と100円しか違わないんだけど、厳選ってのは買ってきた食材の中から「厳選」してるだけってことかな?(笑)。

味のほうはサクサクと軽い生地に酸味と甘味がたっぷりとしたフレッシュなトマトソース&トマトが印象的で、とても美味しいです。丸いカッターを使って、自分で切り分けるというスタイルも楽しいと思います。スモールのほうにしたけど、これならレギュラー(1450円)でもペロッといける感じ。軽い生地のピザが好きな人にはおすすめできます。これは是非また食べに来たいな。(め)

(DC-2E)

(COOLPIX900)

薩摩地鶏のグリル香草風味＆ゴルゴンゾーラクリームのパスタ／1580円

パスタ料理はパスタの種類を選べるのだけど、今日は「ブガティーニ」という、中空の長い(スパゲッティタイプの)パスタにしてもらいました。ゴルゴンゾーラクリームは濃厚でゴルゴンゾーラチーズの香りがしっかりとして、期待した通りの味で満足です。手回し式のチーズ削り器で、自分で削りたてのパルメジャーノをたっぷりかけられるところも非常にいいです。
鶏のグリルは骨付きの大きな肉がちゃんとジューシーに焼けていて、トマトやブロッコリーの温野菜も美味しかった。セットにするとお得という程度の理由でセットにしたけど、パスタだけだと単調になりそうなところ、肉料理との組み合わせはよかったです。(め)

(DC-2E)

(COOLPIX900)

いちごのピッツァ(S)／750円

この店はフルーツのピッツァもいろいろ用意していて、「パイナップルとカシス」とか「バナナとくるみ」とか「オレンジのピッツァ」とかいろいろあるんだけど、季節限定といういちごのピッツァを試してみました。プレーンな生地を焼いた上に粉砂糖とスライスしたいちごを乗せてあって、テーブルに運んでからズッパ(お酒)とハチミツをかけて仕上げてくれます。味はそのまんま、さっくりした生地と粉砂糖とイチゴとハチミツの味なんだけど、ちょっと面白いので一度くらいは食べてみることをおすすめします。レギュラー(1000円)もあるけど、味は単調だし、生地が冷めるとおいしくなくなる(チーズとか使ってないのですぐに冷めちゃうのが欠点)ので、2〜3人ならスモールサイズで十分だと思います。なお、食べるときは粉砂糖が飛ぶので注意。(め)

(COOLPIX900)

デザート盛り合わせ／1000円

デザートは、こうやって実物見本をテーブルに持ってきてくれて、適当に選んで盛り合わせてもらうという、意外に(と言っちゃ失礼だけど)本格的なスタイルで注文することができます。値段がどうなるのか聞くと、奥に聞きに言ってから戻ってきて「単品は450円ですが、盛り合わせるときは半量ずつで、値段も1品225円、たとえば3種類なら675円になります」との説明をしてくれました。結局、紅茶プリン(アールグレイ)、カボチャプリン、パンナコッタ、ティラミスにバニラアイスもつけてもらうことにしました。

(DC-2E)(COOLPIX900)

普通に一枚のお皿に盛りあわせて出てくるのかと思ったら、パンナコッタとティラミスとアイスクリームは器に乗って出てきました。僕としては少々混ざってもいいから普通にお皿に盛ってくれてよかったんだけど、このほうが別々に楽しめて良いと思うお客さんもいるのでしょう。こうやって好きに盛りあわせてもらえると、いろいろ楽しめていいですね。味はどれもちゃんと美味しかったけど、バニラアイスクリームをつけてもらったのは正解だったとだけ言っておきましょう:-)。値段も225円×5なのかと思ったらレシートを見ると1000円になっていて(明細の出てるレシートをくれるのも良い点です)、200円×5ということなのか、アイスクリームが安いのか、5品だと割引になるのかよくわからないけど、ま、とにかく思ったより安くて嬉しかったです。(め)

(COOLPIX900)

[総評]

行く前は人気店だと教えられても、「しょせん若者向けの店だから味はあまり期待できないだろう」と思っていたのですが、料理も飲み物もデザートもよかったし、特にピッツァドーロはとても美味しくてまた食べに来たいと思わせるものがありました。この系列店の特徴として、大きなコショウひきでコショウをかけてくれたり、おどかしの演出が多いのですが、店員さんの感じがよいので、いろいろな演出も素直に楽しむことができて、全体によい印象を持ちました。ただ、最初にドリンクメニューを持ってきて、飲み物が決まるまで料理のメニューは持ってきてくれないという、強制的に飲み物を注文させるやりかたはちょっと気になりました。まあ、飲み物はいらないといえばそれで通るのかもしれないし、今日は飲み物は注文するつもりだったし、結果的には美味しかったのでいいんだけどね。料理の味で勝負というお店ではないけれど、サービス精神というか、客を楽しませようという気持ちが伝わってきて、寒い中お客さんが並ぶ人気も納得できるお店でした。(め)

一人約3000円でした。